伊東市の魚で作る干物作り体験レポート

まきの干物、牧野です。
先日、地元・伊東市で行われた干物作り体験に参加しました。普段は製造・販売に携わっていますが、改めて自分で一から干物を作ることで、工程や魚の扱い方がよく分かり、勉強になりました。ここでは初心者にも分かりやすく、体験の流れと気づきを報告します。
伊東は近海で多彩な魚が揚がる港町です。今回の体験ではアジやイサキ、伊東名物の金目鯛などが用意されていました。初心者には扱いやすいアジがおすすめで、程よい脂と身の固さが干物づくりに向いています。
体験の主な流れ(初心者向けの簡単な説明)
- 魚の選別・下処理
魚を選んだらウロコを落とし、腹を開いて内臓と血合いをきれいに取り除きます。血は生臭さの原因になるので、流水で丁寧に洗い、必要に応じて血抜きをします。衛生面に注意し、手や器具は清潔に保ちます。 - 開き方
一般的には背開きまたは腹開きにします。アジは背開きが多く、骨に沿って包丁を入れて腹骨を取り除くと食べやすい仕上がりになります。慣れないうちは講師の手元をよく見て真似するのが安全です。 - 塩付け(味付け)
塩は味付けと脱水の役割があります。やり方は大きく分けて"直接塩を振る方法"と"塩水(ぬか床ではなく)に漬ける方法"があります。小さな魚は表面に均一に塩を振って数十分〜1時間ほど置くのが一般的です。塩の量や時間は魚の大きさや好みによって調整します。 - 塩抜きと洗浄
塩が強すぎる場合は軽く水洗いして塩を落とし、キッチンペーパーで水気を取ります。塩の抜き加減は干し上がりの味に直結しますので、講師のアドバイスに従うと失敗が少ないです。 - 干す工程
伝統的には天日と風で干します。伊東は海風があり日照も期待できますが、湿度が高い日や虫が多い季節は屋内の風通しの良い場所や食品用乾燥機を使うことを推奨します。干す時間は天候や魚の厚さによりますが、半日〜一晩ほどが目安です。 - 仕上げと保存
水分が適度に抜け、表面がつややかになれば完成です。すぐに焼いて食べるのはもちろん、冷蔵で数日、冷凍で長期保存も可能です。
体験中に特に感じたのは、塩加減と干し時間の調整が味の決め手になることです。同じ魚でも身の厚さやその日の気温・湿度で仕上がりが変わるため、講師の経験値がとても役に立ちます。伊東の海風は乾きやすさに助けになりますが、湿気対策は忘れずに行うと安心です。
出来上がった干物をその場で炭火やグリルで焼いていただきました。表面は香ばしく、旨味が凝縮されているのが分かります。家庭でも同じように焼けば、簡単な朝食やおかずとして十分楽しめます。
今回の体験は、魚の知識や料理の基本を学べる良い機会でした。魚に触れること、段取りを知ることは製造・販売の立場から見ても大切な経験だと改めて感じました。
当店では干物作りの体験会を不定期で行っています。ご興味がある方や、グループでの参加をお考えの方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。体験の開催情報や日程、参加の注意点などをご案内いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。まきの干物 牧野
- 魚の選別・下処理





